特許出願するための書類を作成する際、「クレームをどのように書くか」というのは、特許技術者を悩ませる問題の一つだと思います。
※クレームとは、日本語でいう特許請求の範囲(又は請求項)であり、特許を受けようとする発明を特定するための事項を言葉(言語)で表現したものです。
発明を言葉でどのように表現するか、よりよい表現を求めて特許技術者は日々研鑽しているわけですが、先日、インターネット上で「クレームドラフティングコンテスト」というおもしろい取り組みを見かけました。
「クレームドラフティングコンテスト」とは、twitterを利用した誰でも参加可能なコンテストで、どのような発明であるかを示す問題が掲載されたURLが最初にツイートされ、参加者は、出題から1時間以内に自作のクレームをツイートするそうです。この数年の間で何回か開催されているようです。
事務所内部の似たような勉強会に参加した経験はありますが、twitterを利用したコンテストというのが現代的です。(自分はtwitter未経験です^_^;)
第1回コンテストの解説がインターネット上にありましたので、興味を持った方は覗いてみて下さい。回答例もいくつか載っているので、発明を言葉に変換するということが意外に難しく、人によって様々な捉え方がある、ということが分かると思います。(IK)
「クレームドラフティングコンテストの解説(PDF)」