視力補正のイノベーション

  • 2017年03月14日

シスぞうです。私は視力が非常に悪いので、コンタクトレンズや眼鏡を常用しています。

コンタクトレンズは、眼鏡に比べて視野が広いので長時間使用することが多いですが、埃が入ったり、目が乾いたりすることで、疲労感を強く感じることがあります。

眼鏡の場合は、鼻当ての跡がついたり、運動することでずれたり、デザインなどの見た目の問題もつきまといます。

このように、コンタクトレンズと眼鏡には、どちらにも一長一短あると思いますが、視力の補正方法に関して、個人的に期待している発明が2つあります。

 

まずひとつは、視力補正機能を持ったディスプレイの表示技術です。2014年に米マサチューセッツ工科大学と、カリフォルニア大学バークレー校の研究者が開発したこの技術は、裸眼3Dの技術を転用したものだそうで、ディスプレイ側が見る人の視力に合わせた表示をしてくれるそうです。

遠くに焦点があう眼鏡をかけていても、手元のディスプレイにも焦点が合えば、パソコンやスマートフォン、自動車のナビなどが快適に操作できるので、商品化が期待されます。

 

もうひとつは、1枚(両眼で2枚)で近視、乱視、老眼に対応できる、ピンホールコンタクトレンズです。

レンズと言っても度数は持たず、小さな穴を通して見ることで、はっきり見えるようになるピンホールの原理による視力回復効果を利用しています。そのためレンズは黒塗りで、複数の小さな穴が開いた形状になっていますが、目の調整機能に頼らないため、疲れにくいという可能性もあるそうです。

こちらは既に臨床段階にあり、もうすぐ商品化されそうです。

 

これらの技術は、視力を補正することに対して、これまでとは少し違った視点で取り組んでいる良い例で、その結果として注目されているのだと思います。技術への期待と共に、時には発想を転換してものごとを考えることの大切さも感じますね。

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