服部国際特許事務所がある名古屋周辺には、喫茶店文化が根強く存在しています。あちこちに喫茶店があり、私も時々利用することがあります。これからのシーズン冷たい飲み物がうれしいですね。
そこで冷たい飲み物をストローで飲むとき、最後にズズッと音を出さないようにするために、飲み物を少し残したりしますが、あの不快な音がしないストローを京大生が発明しているそうです。
ストローの歴史はとても古く、その登場は紀元前まで遡るそうですが、意外なことにストローから音が出る原理はまだ解明されていません。
開発中のストローは、まだ課題はあるものの、ほぼ無音化できているそうですが、「音をなくせば飲み残しが減り、地球環境にも貢献できる」という取り組みがとても良いと思います。それだけでなく、音が出る原理が解明されて、音を出さない仕組みが確立されれば、他の分野にも視野が広がりそうです。
京都大学では、学生の挑戦を応援するための制度として、寄付を募って助成金として支給する仕組みがあるそうです。音のしないストローのほかにも、登録されているプロジェクトがいろいろあります(現在は寄付受付終了)。技術の開発を企業だけがするのではなく、学生の挑戦を金銭面で支援するという取り組みもいいですね。(シスぞう)