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YAです。今回は、簡易な水銀血圧計を発明した人物を紹介します。
今から150年前の8月7日にリバロッチは誕生しました【写真1】。イタリア人内科医・小児科医である彼は、簡易かつ正確に血圧を測定するため、水銀血圧計を発明しました。その当時すでに血圧計が存在しましたが、それは神経外科医ハーヴェイ・クッシングが開発したもので使うのに特別な器材や高度な技能を必要としました。
リバロッチの水銀血圧計は、血液が流れる時に発生する血流音をとらえて測定する方法を用いています【写真2】。医師が聴診器で聞いているのはこの音です。Riva RocciのイニシャルRRは血圧測定波の技術を示すために使用されています。
現在、一般に家庭で使用されているのは別の技術ですが、病院等で使用されている水銀マノメーターとカフが一体になったものは、リバロッチ型血圧計と呼ばれています。
【写真2】 |
今後もより健康面においての商品が開発されていくと思います。医療の歴史もたいへん興味深いです。数えきれない発明の数々によって、医療技術は、大きく発展しています。こうやって歴史をさかのぼってみるのもおもしろいのではないでしょうか。
一部ウィキペディアより抜粋(http://en.wikipedia.org/wiki/Scipione_Riva-Rocci )
(【写真1】:DEN STORE DANSKE/©Hans Christophersenより)
(【写真2】:http://en.wikipedia.org/wiki/Sphygmomanometerより)