こんにちは、イクメンです。
朝夕はめっきり涼しくなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は”特許請求の範囲”の話です。
特許出願時に特許庁に提出する書類のなかに”特許請求の範囲”があります。この特許請求の範囲には、特許を受けようとする一または複数の発明を箇条書きします。箇条書きの各項目は請求項と呼ばれ、「請求項1」、「請求項2」、・・・と番号が振られます。
難しい話はこれくらいにして・・・
あるとき私はふと気になったのです。「特許庁の特許電子図書館で検索することができる特許公報のなかで最も請求項の数が多いのはどの特許公報?」と。
特許電子図書館(http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tokujitu.htm)で調べました。
まず1000個でトライ。
0件でした。
そこから100個単位で減らしていきます。すると・・・
200個でヒット! 3件です。
その中で最も請求項の数が多いのは、なんと272個でした。
出願人は、皆さんご存じのあの会社です。
請求項の数が272個もあると、手続きに必要な料金(例えば出願審査請求料や特許料)や取得までの期間、特許庁とのやりとりなどが気になります。
料金については、特許庁のホームページに行くと、手続に必要な料金を簡易に計算するための「手続料金自動計算システム(http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/shutugan.htm)」があります。気になった方は、調べてみてください。
ちなみに、弊所で作成、出願した中で、一番多かった請求項は、○○個です。
では、次回の”ふと気になったシリーズ”でお会いしましょう(^0^)