こんにちは。タイムです。
2012年4月14日に新東名高速道路が一部開通しました。これに先立ち、2012年3月20日に浜松市主催で行われたイベント”見て実感!歩いて体感!わくわく新東名”に参加してきました。
場所は、新東名浜松サービスエリア(以下SA)の下り側。企画内容としては、特殊車両展示、ステージイベント、地元の物産展などありましたが、多くの参加者の目当ては、高速道路のウォーキング。これまでも新東名開通前に何度かウォーキングイベントはありましたが、今回は抽選不要だったため意気込んで参加しました。
今回のウォーキングは、本線からSAへ入る道路を、車両の進行方向とは逆に本線に降り、本線を2キロほど歩き、SA出口から帰ってくるというルートでした。自動車専用の高速道路を歩くこと自体が貴重な体験であり、更に、真新しい標識などの設備を近くから観察でき、非常に興味深かったです。例えば、反射鏡の汚れを落とす仕組(風によってブラシが回転することで表面の汚れが取れる仕組)や道路標識の大きさなど、通常なら一瞬で通り過ぎてしまうものを間近に感じることで、いままで気にしなかった道路関係に急に興味が沸いてきました。
<SAから本線へ> <SA入口の標識>
特に、個人的に目を引いたのは道路の路面でした。前日が雨だったので、道路はまだ乾ききっていない状態でしたが、路肩を見ると、路面5センチのアスファルトの目が粗く、その荒いアスファルトを潜り抜けた水が次の層のアスファルトで受け止められ、脇の排水溝に向かうようになっていました。
ウォーキングエリアの看板に説明がありましたが、この工法は、”高機能舗装”といい、表面を荒く粟おこしのようにし、排水効果を上げることで、スリップ事故をなくし、また隙間に空気が逃げることで騒音防止にもなっている、そうです。路面が粟おこしのようになっていることで、水の排水効果はすぐに予想がつきましたが、騒音防止にもなっている!土木業界での基本的な技術のことも、こんなイベントに参加して初めて実感することができました。
<路面の写真> <高機能舗装についての説明>
下記”高機能舗装”に関する特許です。
【特許番号】 特許第4069194号
【登録日】 平成20年1月25日
【特許権者】 東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
【発明の名称】防水機能を備え高機能舗装と同様の表面構造を有する舗装体