こんにちは、イクメンです。
近年、ウェアラブルなコンピュータが注目を集めています。形態もさまざまで、例えばリストバンド型、メガネ型、腕時計型などがあります。
そんな中、製薬会社のNovartisは2014年7月15日、同社のアイケア部門であるAlconとGoogleとの間で、Googleが開発中の「スマートレンズ」に関する技術ライセンス供与契約を締結したことを発表しました。
スマートレンズとは、GoogleのGoogle X Labが2014年1月16日に公式ブログに掲載したコンタクトレンズです。(写真)
このコンタクトレンズの中には、ワイヤレスチップ、キャパシタ、グルコースセンサ、およびアンテナが内蔵されています。グルコースセンサは涙から1秒ごとに血糖値を測定することができ、また測定された血糖値データはモバイル機器にワイヤレス送信することができます。身体への負担を最小限に抑えつつ常に血糖値レベルを把握することで、糖尿病患者の疾患管理を支援することが目的です。
この技術に関連する特許は、プロジェクトに参加しているワシントン大学のBrian Otis教授が保有している米国特許第8608310号「Wireless powered contact lens with biosensor」のようです。
技術の進歩は凄まじいですね。
近年、コンピュータと人間との関係は、より密接なものとなってきています。これは「必要性が高まっている」ということと、「両者の距離感が近づいている」ということの両方を意味します。
距離感が近いということであれば、身体に装着して使用するウェアラブルコンピュータは究極の形でしょうか?いえいえ、そんなことはありません。まだ次の段階があります。それは、インプランタブルコンピュータといわれるものです。インプランタブルコンピュータは身体に取り込まれ、身体の一部として機能するのです。
ここまでくると、SF映画の話かと思ってしまいます。しかし、そんな世界がどんどん近づいていることを「スマートレンズ」に感じる今日この頃です。
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