少年少女発明クラブ

  • 2013年05月28日

 こんにちは。のび太です。今回は、私が応援している「少年少女発明クラブ」をご紹介します。

 少年少女発明クラブとは、公益社団法人発明協会が行う事業で、子供たちの自由な発想を尊重し、科学技術に対する夢と情熱を育み、創造力豊かな人間形成を図ることを目的とするものです。

 少年少女発明クラブは、日本各地に存在しており、愛知県には、22のクラブがあります。先日、その中のひとつ、名古屋少年少女発明クラブの幹事長並びに事務局の方々とお話をさせていただく機会がありました。

 名古屋少年少女発明クラブは、小学4年生から中学生を対象として、多くの事業活動をされており、今回、その中の2つの事業活動について主に伺いました。

 まず第1の事業活動に、「ものづくり教室(デリバリー)事業」があります。この事業は、ワゴン車に工作の資材や工具を積み込み、名古屋市内の5会場で、ものづくり教室を開催します。
 ものづくり教室では、工作キットなどを使用することなく、子供たち自ら資材を加工し、種々の作品をつくっています。それは、あえて子供たちが失敗を経験することで、その失敗した原因を究明し、改良することを学んでもらう趣旨とのことです。

 第2の事業活動は、「ものづくり教室(ロボット体験)と競技会(ロボカップジュニア)参加事業」です。この事業では、子供たちがロボットを作成すると共に、パソコンを使ってロボットの動作プログラムを作成し、競技会に参加しています。競技会では、地区大会、東海ブロック大会と勝ち進み、さらにロボカップジュニアジャパンオープンで優勝すると、世界大会への出場権が得られるそうです。

 この他にも、少年少女発明クラブは、多くの事業活動をされています。これらの事業活動に参加した子供たちは、きっと、創造性に富んだ大人に育ってゆくと思います。私は、この子供たちの中から、将来の日本の産業を担う発明家や事業家が生まれることを期待しています。

名古屋市少年少女発明クラブはこちら↓
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/11-8-0-0-0-0-0-0-0-0.html

愛知県内の少年少女発明クラブはこちら↓
http://www.pref.aichi.jp/0000029730.html

少年少女発明クラブはこちら↓
http://kids.jiii.or.jp/modules/pico/index.php?content_id=300
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「100回着ても洗濯不要」ワイシャツ

  • 2013年05月16日

 YAです。
 日毎に、暑くなってきて、クールビズの季節となりました。先日、ニュースを検索していたら、こんなおもしろい発明を見つけました!

 みなさんはワイシャツをどの程度の頻度で着られますか?
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 ワイシャツ「Wool&Prince(ウール・アンド・プリンス)」がアメリカで話題になっているようです。このワイシャツは100回以上着てもシワや汚れ、臭いが付かないのが特徴。
報道によると、このワイシャツは米ニューヨーク・ブルックリンのデザイナーらが考案しました。細いウールの糸で織り、温度や水分調節に優れ、通常の綿シャツと比べて6倍長持ちするということです。
2013年4月中旬にクラウドファンディング(出資者を募るWEBサービス)「Kickstarter(キックスターター)」に登場してから、現在までに目標額の3万ドル(約300万円)の資金を集めました。このワイシャツは近く、1着98ドル(約9800円)で販売される予定だそうです。
(参考記事:cnn.co.jp 2013.05.06記事)

 100回着る前に、習慣で洗濯してしまいそうですが、、、。節水、節電にもなり、出張などが多い方にはなかなか便利かもしれないですね。
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試験に合格する方法

  • 2013年05月09日

 新年度が始まりました。入学試験や入社試験に合格してこの春を迎えられた方もいらっしゃるでしょう。また、これから今年度の資格試験等に挑戦される方もいらっしゃると思います。どうしたら試験に合格することができるのかという課題は、おそらく誰もが悩んだ経験がある永遠のテーマではないでしょうか。

 もし、試験に合格する方法として、今まで誰も思いつかなかった素晴らしい方法を考え出したら特許を取得することができるでしょうか? 例えば「山当て」のコツとか、問題文の言い回しから出題者の意図を理解できてしまう「読む力」とか。しかし、このような受験テクニックは、「自然法則を利用した技術的思想の創作」ではないため、そもそも特許法上の「発明」に該当しません。仮に「発明」に該当したとしても、「産業上利用することができる発明」でなければ特許を受けることはできませんし、カンニング行為等の公序良俗に反する発明は、やはり特許を受けることはできません。

 「試験に合格する方法」に関する特許発明があるのかどうか調べてみたところ、方法の発明ではなく物の発明ですが、例えば、学習者が効率良く受験勉強することができるように支援する「学習支援システム」の特許(特許5001746号)がありました。このシステムは、サーバ(業者)とクライアント(学習者)端末との間のネットワークを介し、試験までの学習可能時間等の情報に基づき効率的な学習プランを提供するというものです。(下図は同特許公報の図3-1を引用)

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 ところで韓国では、縁起の良い合格祈願グッズを受験生に贈る習慣があるそうです。代表的な合格祈願グッズには、「엿(ヨッ=飴)」、「찹쌀떡(チャプサルトク=もち米で作った餅)」、「포크(ポーク=フォーク)」、「휴지(ヒュジ=トイレットペーパー)」等があります。飴や餅には粘り強くくっつく、フォークには多肢選択問題で正解を当てる、トイレットペーパーにはよく問題を解くというような意味が込められています(下記URL参照)。

ちなみに、日本の合格祈願グッズは、合格鉛筆、合格鉢巻き、ダルマなどいろいろありますが、最近の人気は、受験のストレスからくる下痢止めの薬のようです。受験生の多くが持参し、売れ行きも好調だとか。

結局のところ、最終的には精神論での勝負だということのようですね。(KO)

http://kankoku-seoul.jp/kankokujuken/
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ミルキーはママの味

  • 2013年05月09日

 いままで、何十回ものミルキーブーム(マイブーム)が巻き起こっているマロンです。

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 ミルキーといえば、みなさんご存じですが、たまに大玉が入っていたり、レアな包み紙があったりします。結構よく食べているのですが、未だ「当たり」としての大玉には出会ったことがありません。以前、どうしても食べてみたくて、大玉だけが入ったものを買って食べてみました。至福でした。

 レアな包み紙は、出会ったことがあります。先日買った袋の中には、「10ペコ+吉」がありました。ちなみに「10ペコ」とは、ペコちゃんの顔が切れずに10個あるものです。写真のペコちゃんを数えてみてください。10個あるでしょ?
 その他、「大吉」、「末吉」、milkyがhappyになっている四つ葉のクローバーなど、いろいろあるんですよ。

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 「ミルキー」は、もちろん商標登録されています。一番古いものは、昭和27年の出願、昭和34年に登録されています(第537642号)。
 ちなみに、「ミルキーはママの味」も商標登録されており、こちらは、意外と新しく、平成23年に登録されています(第5404666号)。

 ペコちゃんといえば、標準文字商標に加え(第4258892号)、立体商標としても登録されています(第4157614号)。ペコちゃんと比べると、若干マイナーですが、ポコチャンも立体商標としても登録されています(第4157615号)。

 これらの商標は、もちろん特許庁電子図書館(IPDL)にて無料で検索できますが、立体商標は、「図形商標検索」から「ウィーン図形分類」を用いて検索しなければならず、ちょっと面倒です。
 いわゆる「立体商標とはどんなものか?」をご覧になりたい方は、「商標資料館」というサイトをご覧になってはいかがでしょうか?トップページの「立体商標特集」から、写真付きの一覧を見ることができます。かつて阪神優勝の際に道頓堀に投げ込まれたあのオジサンや、マヨネーズのあの子や、天気予報をしている彼らなど、おなじみのキャラクターが立体商標として登録されていることを知ることができます。

 商標資料館:http://www.tm-library.com/

 ペコちゃんは、商標権に守られ、今日も街角で元気に頑張っています。
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 私も、ミルキーをポイッと口に放り込み、もう一仕事、頑張ろうと思います。もちろん、包み紙のチェックも忘れずにね!
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身につけられるコンピューター?

  • 2013年04月26日

こんにちは、イクメンです。

みなさん! Google Glassはすぐそこまで来ています!

Google Glassとは、Googleが開発している眼鏡型のウェアラブルコンピュータです。
近年、よく話題になっていましたが、ついに2013年4月15日より開発者向けのGlass Explorer Editionの出荷が始まりました。


眼鏡型のウェアラブルコンピュータってなに?と思われた方は、次の画像を見てください。
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これは、Googleが米国で意匠登録出願し登録されたデザイン特許「Wearable display device(米国特許番号D659741)」の図です。
なにやら右レンズ前方にニョキッと出てきているのが表示部です。装着者は、表示部に表示された情報を見ることができます。
この「display device」にコンピューターとしての機能を付加したものが眼鏡型のウェアラブルコンピュータというわけです。

次の画像は、同じくGoogleが別に意匠登録出願し登録されたデザイン特許(米国特許番号D659739)の図です。
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最初のものと比べると、フレームがすっきりしました。最新のものはこれに近いデザインが採用されています。
これらのデザイン特許は2011年10月26日に出願されたものです。将来の製品化を見越して、いろいろなバリエーションを考えて出願しておくことが大事ですね。

さて、「Google Glass」は何ができるのか?
例えば、
“ok, glass, take a picture.”としゃべると、写真を撮ってくれます。
“ok, glass, google 名古屋飯.”としゃべると、名古屋飯について検索してくれます。
“ok, glass, give directions to 名古屋駅.”としゃべると、名古屋駅まで道案内してくれます。

操作方法は、音声だけでなく、他にも「フレームを触る」、「ウインクする」、「二本指でジェスチャーする」などがあるようです。

どうです?未来を感じませんか?
http://www.google.com/glass/start/
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おいしい理由

  • 2013年04月18日

特許事務所に就職する際、特許と言えば、頭に浮かんだのは、
ロッテのガーナミルクチョコレートの包装箱の裏に書かれていた「マイクログラインド製法」の文字。
あれって確か”特許”と書かれていたような…
その記憶は、20数年前までさかのぼります。
当時小学生だった私は、チョコレートを食べつつ箱の裏を見て、
「特許!だから、おいしいのか~!」と何も分からず納得。

“ロッテチョコの歴史”を見てみると、
他にも色々な発明があり、おいしいチョコレートが
世に出ていることが分かります。
http://www.lotte.co.jp/products/category/choco/history/lotte_choco_detail.html

また、ロッテガーナミルクチョコレートについて
商標登録を調べてみたところ、
第892507号で登録されているようです。
1971年3月18日に登録されてから42年。
何度も商標登録の存続期間が更新されているということは、
それだけ愛されている商品であるということ。
特許業界にいる者にとって感慨深いものがあります。

今日も仕事の合間に一息。
チョコレートをひとつ、ふたつ…

ウメ子
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継続的な支援 ~復興への願い~

  • 2013年04月11日

 東日本大震災から、早や2年。3月は特別に様々な想いを抱きながら過ごす方が多いと思います。被災地から離れた場所で暮らしている私は、身内・知人で被災した者はおらず、日々忙しく暮らしていると、震災の記憶が薄らいでいることも否めません。意識して、被災された方たち、被災地のことを考えて、何らかの支援を続けようと強く思い直す3月です。

 今年から、「復興特別所得税」が導入されました。
これは、東日本大震災の被災者救援の財源確保を目的とした「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」が、平成23年12月2日公布・施行されたことによるものです。対象となる税目は、所得税・法人税・住民税です。

 所得税について述べると、これまでの所得税額に2.1%の税率を乗じた金額を「復興特別所得税」として、平成25年から平成49年までの25年間導入されることとなりました。去る平成25年年1月の給与より差し引かれる源泉所得税から徴収が開始されています。

 特許事務所は、お客様に源泉徴収をしていただく立場にありますので、少し早い時期の去る平成24年秋に請求書発行、売掛金管理システムの仕様変更の準備を開始し対応しました。

 増税幅は2.1%と比較的小さいのですが、ほとんどの人が対象となり、また25年間という長期間に渡るので、大きな”継続的な支援”となりますね。

 さて、4月になり新しい年度を迎えました。
 この地方での桜の開花は早く、気が付くとすっかり散ってしまいましたが、まだまだ花の溢れるこの季節、心新たに過ごしていきましょう!^^

 「PRAY FOR JAPAN」より1つ引用を…130411画像1.jpg

 「誰かに頑張って欲しいと願うなら、100回『頑張れ』と言うよりも、自分が1回頑張った方が伝わる。私たちが、頑張ろう。」

 復興特別税による増税によって、私たちの負担は少し増えますが、それが被災した方々の支援に繋がると思うととても嬉しくなります。 25年間たくさん納められるよう、また納められる環境で働けることにも感謝しながら頑張ろうと思います。         (すーママ)

引用文献:『PRAY FOR JAPAN – 3.11 世界中が祈りはじめた日』http://prayforjapan.jp/
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「ゆるキャラ」と商標

  • 2013年03月29日

 こんにちは。SHOです。

 皆さん、「ゆるキャラ」ってご存じですか? ゆるいマスコットキャラクターを略したもので、イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報、PR、企業・団体のコーポレートアイデンティなどに使われます。

 昨年末、私の地元の愛媛県にとってうれしいニュースがありました。
 2012年の「ゆるキャラグランプリ」において愛媛県今治市の『バリィさん』が見事グランプリを獲得したのです!全国版のニュースでこのことを知ったとき、大変うれしい気持ちになったのを覚えています。年末年始に実家に帰省したとき、地元のゲーム機にチャレンジして写真の携帯電話用ストラップを手に入れてきました。 同じものはバリィさんHPの通信販売でも手に入るのですが、あえて地元で苦労してきました。

添付写真は、バリーさんの携帯電話用ストラップ
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 ところで、バリィさんを始めとする「ゆるキャラ」達の名称は、その数々が商標登録されています。 ①『バリィさん』は、第5305691号および第5435183号に商標登録されています。権利者は、地元の第一印刷株式会社となっており、第一印刷株式会社の社員の方がデザインされたとか。指定商品又は指定役務には、文房具や菓子などの他に今治市特産のタオルや腹巻きなどが入っています。 ちなみに、バリィさんがおなかに巻いているのはタオル地の腹巻きです。 ②一昨年の「ゆるキャラグランプリ」に輝いた『くまモン』も商標登録(第5387806号、第5540075号、第5544490号)されており、権利者は熊本県となっています。こちらは、指定商品又は指定役務の種類がバリィさんに比べて多く、商品及び役務の全45区分のうち、29の区分が指定されています。先日スーパーで買った熊本産のイチゴのパッケージに描かれていた『くまモン』は、買い物客の興味を引きつけるポイントになっていました。

 このように地域振興のためのマスコットキャラクターとして身近な「ゆるキャラ」にも知的財産は深くかかわっています。皆さんも縁のある地域のキャラクターの名称を商標検索で調べてみてはいかがでしょうか。意外なことがわかって面白いかもしれませんよ。

バリィさんHP
http://www.barysan.net/
商標検索(特許電子図書館内)
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Syouhyou/syouhyou.htm
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マラソンの計測 ~ランナーズチップ~

  • 2013年03月21日

 こんにちはタイムです。
 数年前からマラソンを趣味にする人が増え、各地域で「○○シティマラソン」が開催されていますね。私個人は興味がなかったのですが、先日家族のひとりがランナーに参加をし、初めて身近に感じました。

 皆さん、あの大勢のランナーの計測ってどうしているかご存じですか?マラソン大会に接した人ならご存知でしょうが、一人一人がICチップを付けることで計測されているようです。
 私が見た計測システムは、チップが埋め込まれたタグを靴に紐でくくりつけ、ゴール地点に敷かれた専用のマットをタグのついた靴が通り抜けることで、ゴール時間を計測するものでした。ゴールしたランナーたちは、ゴール後このタグを提出し、ゼッケン番号を申し出ることで、完走時間が記録された完走証書を受け取ります。このチップのことを総称して「ランナーズチップ」といい、計測業務提携会社が計測の記録を行います。計測システムは、国内外各社様々なシステムがあるようです。
130320_tiffany pendant.jpg この「ICチップ方式」を採用する以前は、ゴール地点のストップウォッチのタイムと選手のゼッケンのバーコードを読み取ったデータとを結合させる「バーコード方式」だったそうで、この方式では多数の人手が必要でした。その後、「ICチップ方式」が開発され、人の手に頼る必要のない計測システムに置き換わりました。この計測システムは、オランダのチャンピオンチップ社が開発し、マラソン大会に革命を起こしたとされているようです。この発明について日本の特許公報を見たいと思い検索したのですが、見つけられませんでした。どなたか見つけたら教えてくださいね。


 ちなみに、私たちの事務所の在る名古屋市で先日開催された「名古屋ウィメンズマラソン」は、「女性だけのマラソン大会として参加者数世界一」というギネス記録に登録されています。今年は1万6447人が参加し、記録更新。完走者には、ティファニーのペンダントが贈られました。
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ライブをテイクアウト

  • 2013年03月15日

 こんにちは。ヒロです。

 先日、歌手の野口五郎さんが特許を取得し、この特許に基づくサービスが開始されたというニュースを見ました。野口五郎さんといえば「新御三家」の一人として1970年代に大活躍したアイドルで、現在も音楽制作やライブ活動等、音楽に関する仕事を精力的に続けてみえます。野口さんは、我が故郷、岐阜県美濃市出身です。同郷の大先輩の特許に関するニュースに、注目せずにはいられませんでした。

 さて、野口さん発案のサービスとはどのようなものでしょうか?やはり音楽関連?このサービスは、フォネックス・コミュニケーションズという会社が開発を担当した「テイクアウトライブ」というサービスで、コンサートライブの終了直後から、当日のライブ映像をスマートフォンで見ることができるサービスです。ライブの帰り道や帰宅後、直前に観覧したライブの感動をもう一度味わえるとあって、このサービスを体験した人達からは好評を得ているそうです。「テイクアウトライブ」というサービス名のとおり、正に「ライブ」をテイクアウトする(持ち帰る)感覚ですね。アーティストのファンにとってはとても嬉しいサービスだと思います。今後、多くのライブでこのサービスが利用できるようになるといいですね。

 「テイクアウトライブ」では、二次元コードを印刷したカード等をライブの来場者に配布し、ライブ終了後に来場者がスマートフォンで二次元コードを読み取ると、主催者側で録画および編集した当日のライブ映像をスマートフォンでダウンロードし視聴できます。印刷された二次元コードにはユニークな(唯一無二の)IDが埋め込まれていて、初回視聴時にIDとスマートフォンの端末情報等とをサーバ上で紐付け、他の端末からのダウンロードを禁止することにより、来場者以外からの不正アクセスを防止できるとのこと。主催者側にも配慮されています。このサービスの基となった特許についてIPDLで調べてみると、ありました。「コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方法」という名称で2011年の11月に登録(特許第4859882号)されています。

 このサービスが成功したら多額の特許ライセンス料が入る可能性があることを指摘された野口さんは、「考えたことない。僕は歌うだけだから。」と答えたそうです。この特許は野口さん個人(本名)で出願、登録されており、アーティストとしてビジネスを展開するわけではないとのこと。純粋に音楽業界の発展、活性化を望んでいらっしゃるようです。素晴らしいですね。ますます、野口五郎ファンになりました。
 野口五郎さんのオフィシャルHPはこちらです↓↓
http://www.goro-net.com/
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