~スケートボードは宙に浮き、衣服は自動乾燥機能付きで着る人に合うサイズに伸縮し、天気予報は秒単位で正確で、自動車は自動運転で空を飛ぶ。~
約25年前、映画の中で描かれた2015年の世界はこんな感じでした。映画館の立体映像広告が「ジョーズ19」という、ちょっとした笑いどころもありましたね。
そう、この映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」です。この映画シリーズが大好きな方も多いでしょう。いろいろな未来技術が登場するので、私も大好きです。
この映画を観た当時は、2015年なんて遠い未来だと思っていました。でももう半年もすれば2015年です。しかしながら、自動車の自動運転技術は、今はまだ実験段階で、ようやく注目を浴びつつある状況です。映画の中の2015年と現実とは、かなり違うという印象ですね。
しかし、映画に登場したものの中で、映画通り2015年には存在することになりそうなものがあります!それは・・・
(さらに…)
ハッと一息!
~弁理士、特許技術者、翻訳者、事務アシスタントが書き込みます。~
その後の柴店長
スイマーです
2012年2月3日の事務所ブログで、GS(ガソリンスタンド)で見かける柴犬の話を書きました。(記事はこちら→https://www.hattori.asia/bkups/blog/2012/02/post-31.html)
‘柴店長’とあだ名を付け応援しているけれど、そのGSを私自身は利用した事は無い、という内容でした。
先日、「その後、柴店長のGSには行きましたか?」と所内から質問を貰いました。
答えはYES! 今では愛車のガソリンは出来るだけそのGSで入れるようにし、’柴店長’の姿を近くでたっぷり眺めています。
何故か、いつ見てもぐっすり寝ている柴店長。
その気持ち良さそうに眠っている姿を見ていると、ここ20年程御無沙汰ですが、柴犬をまた飼いたいものだと思っています。
さて、その「柴犬」。特許庁電子図書館IPDLで特許・実用新案の公報テキスト検索を掛けてみますと、3件ヒットしました。(2014/5/15現在)
特性・繁殖・キャリーボックス等柴犬そのものではなく犬種の一例としての柴犬ですが、調べても何も出てこないかなと思っていたので少々驚きました。本当にいろいろな発案があり、権利を守る為に出願されているのですね。
(さらに…)
色彩、音などの新しいタイプの商標
「特許法等の一部を改正する法律案」が、平成26年4月25日の第186回通常国会において可決され「輪郭のない色彩の商標」、「音の商標」などの新しいタイプの商標が商標法の保護対象となりました。これらの商標は、米国、欧州などの諸外国で保護対象となっていたものを、我が国でも保護対象としたものです。そこで今回は、新しいタイプの商標について、外国での登録例を見てゆきたいと思います。この中には、日本の企業が外国で商標権を取得しているものもいくつかあります。
(1)輪郭のない色彩の商標
① 株式会社トンボ鉛筆(指定商品:文房具、筆記用具類)米国登録第3252941号
② 株式会社マキタ(指定商品:電動工具類)欧州登録第9992512号
(さらに…)
さくらと語学
4月と言えば「さくら」というのは余りにも定番ですね。では、「さくら」にまつわる知的財産権にはどんなものがあるでしょうか? 多分、商標は多いのではないかという気がします。IPDLで、「さくら/サクラ/SAKURA/桜」のいずれかを含む商標を検索してみると、登録商標が220件、出願中が12件ありました(2014年4月21日現在)。やはり多いですね。次に、発明の名称に「桜」を含む特許公報を調べてみたところ、例えば、特公平07-014302号公報「桜の人工開花装置及び桜の人工開花法」という特許が見つかりました。請求項1は、以下のとおりです。
「開閉自在の扉を有する開花促進庫下方に温風吸気ダクトを設け、上方に温風還気ダクトを設けて庫内温度+25℃以上+30℃以下、湿度40%以上に自動制御し温風吸気ダクト上部に水槽を設け、水槽上方に枝受筒を設置し、水槽底部に、排水口を設けてなることを特徴とする桜の人工開花装置。」
ところで桜の花は、韓国語で「벚꽃(ポッコッ)」。なお、「さくら」は「さくら」でも、「やらせ客」の「さくら」は「바람잡이(パラムチャビ)」、これは「浮気者」と似たような言葉です。もう一つ、「馬肉」を意味する「桜肉」は「말고기(マルコギ)」です。
このように、ある言語では全く違う言葉が別の言語では同じ言葉で表現されるという点は、語学の難しさの一つですね。この4月から新たに語学の勉強をスタートされた方もいらっしゃると思いますが、来年の桜が咲く頃にはずっと上達できるようにご健闘をお祈りします。(KO)
(さらに…)
自動改札機
こんにちは。YAです。
今年は、ヨーロッパに在住の親戚が、初めて日本に遊びにきてくれました。彼は現地のオムロン株式会社に勤務しており、日本で実際にいろんな場所で活躍しているオムロンの機器を観て、大変感激していました。
来日中、彼は、そのひとつである私たちが毎日利用する自動改札機のことを説明してくれました。初代の自動改札機の発明品は、1967年に立石電機(現・オムロン)によって製造されたそうです。少し調べてみるとデザインも仕様もどんどん都度改良され、今では、駅で目をとめてみると、使い勝手の良いスタイリッシュな改札機が目につきます。日本ではオムロン・東芝・日本信号の3社が製造しているそうです。
改良の歴史を眺めているだけで、通勤ラッシュ時のようなときでも、大量のデータを瞬時に処理する能力が格段に上がっていく様子がよくわかります。
工場見学もできるようですので、下のリンクからチェックしてみてください。
以下に関連ページを掲載します。
オムロンの技術紹介
オムロン工場見学
特許庁検索ページ
(さらに…)
増税前の衝動買い
こんにちは。マロンです。
4月になり、消費税が8%に上がりましたね。
「特売になりやすい日用品は駆け込みで買う必要はない」と知りつつも、ラップや洗剤、冷凍食品などを、3月中についついまとめ買いしてしまいました。
増税前に駆け込みで買った最大のお買い物はコレ!
【写真】
「Kindle paperwhite」です。写真は専用カバーをつけた状態です。
テレビCMなどもやっていますので、ご存じの方も多いと思いますが、amazonの電子書籍です。「買おう!」と思い立ったのが遅く、3月下旬だったため、3Gモデルは入荷待ちで届くのが4月中旬、でも「今すぐ欲しい!」と思ってWi-Fiモデルを購入しました。
手元に届いてから増税前の数日で、とあるマンガ全25巻を大人買い。大人っていいですね。学生の頃を思い出すと、夢のようです。
(さらに…)
とうきょうとっきょきょきゃきょく
こんにちは、イクメンです。
みなさん、「東京特許許可局」と聞いて何を思い浮かべますか?
私は早口言葉です。有名ですね。3回続けて言ってみましょう。
他にも次のようなバリエーションがあります。
(その1)東京特許許可局局長、急遽特許許可却下。
(その2)東京特許許可局局長、今日、急遽許可却下。
(その3)東京特許許可局局長、急遽、供給許可却下。
ところで、この「東京特許許可局」という機関は、実際には存在しません。
この言葉は、1934年にNHKの全国一律アナウンサー採用試験の声音予備試験に出題するために考案されたそうです。
「いや、最近テレビで見たぞ?」という声がちらほら出そうです。
実はそれ、NHKの番組内の架空の機関なのです。
この番組のタイトルは、『東京特許許可局』です。
調べたところ、こんな番組です。
============================
世の片隅に埋もれた世紀の大発明を掘り起こすべく活動する「東京特許許可局」に持ち込まれるのは、一見役に立ちそうもない珍妙な発明品ばかり。
しかし、審査を進めていくうちに、発明の本当の意図や発明者も気づかなかった気持ちが見出されていきます。
失敗をおそれず挑戦する素晴らしさを一風変わったタッチで描く9分1話完結のハートフル・コメディです。
============================
ドラマのようですね。
気になった方は、毎週月曜 午後6時45分~6時55分ですのでご覧ください。
NHKオンライン『東京特許許可局』
(さらに…)
味わいたい!発明の楽しさ
“littleBitsSynthKit”は、磁石でモジュールを繋ぎ合わせて作ることのできるシンセサイザー。米国ベンチャーの「littleBits」と楽器メーカーの「コルグ」によって共同開発された製品です。
これを初めてインターネットで見た時、そのポップな色合いに目を奪われましたが、それ以上に、はんだ付けも専門知識も要らずに電子工作を行え、楽器を作れてしまう点にひきつけられてしまいました。
中学校の技術家庭科の授業では、簡単なはんだ付け作業を経て完成するはずの電気スタンドすら苦労の末に電気がつかずゴミとして捨てた経験があり、回路、モジュール、と聞いただけで耳を塞ぎたくなる私にも電子工作を楽しめるとは驚きです!
littleBits社のサイトを見てみると、
「私たちは、人とテクノロジーとの間にある垣根を取り払えるような製品づくりを通して、誰もが発明家になれることを目指してlittleBitsを設立しました。」とありました。
最新技術が盛り込まれた製品を一般の消費者がそれぞれの創造力を加えて楽しむことができる製品には、littleBits社の設立の精神が表れていると感じます。
その製品をぜひ手に取ってみて、発明家気分を味わってみたいものです。
littleBits:
http://jp.littlebits.com/
ウメ子より
(さらに…)
「8%」の影響
こんにちは。すーママです。
まもなく消費税が8%になりますね。
弊所におきましても、2014年4月1日以降に特許庁へ出願・提出する案件につきまして、新税率8%を申し受けますので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。なお、特許庁へ納める手数料(印紙代)は非課税ですので現行どおりとなります。
増税前のこの時期、「駆け込み需要」は、特許事務所という業種柄でしょうか、弊所ではほぼ無縁のようです。しかしながら、総務・経理担当としては、例外なく消費税対応に追われています。請求書発行・売掛金管理システムのプログラム修正、会計ソフトのバージョンアップ、郵便料金改定による切手種類の在庫見直し、鉄道運賃等改定による通勤手当の変更など、他企業様でも業種に関係なく対応に追われていることと思います。
日本経済新聞 電子版速報で、3月23日付『消費増税の影響「軽微」が7割 社長100人アンケート』という記事がありました。
「社長100人アンケート」は日経新聞社が国内主要企業の社長(会長、頭取などを含む)を対象に四半期ごとに実施しているもので、3月22日にまとめたアンケートでは、消費増税前の駆け込み需要が「想定通り」「想定をやや下回る」「駆け込み需要は発生していない」との回答が全体の約3分の2を占め、14年度売上高の見通しについて、駆け込み需要の反動減による下振れは「ない」「5%未満」の回答が合計で7割を超え、影響は軽微との見方が多いとのことです。また、国内景気は9月ごろまでに上向くとの回答が半数を超え、主要企業の経営者の強気な景況感が改めて裏付けられたと、この記事は伝えています。
(さらに…)
世界初の特許 ~英国~
【写真1:2014年版】 |
【写真2:1994年版】 |
こんにちは。SHOです。
先日、書棚の整理をしていたら昔購入した1994年版ギネスブックが出てきました!そこで、ふと思い立って、1994年版ギネスブックと最新の2014年版ギネスブックとを見比べてみました。20年も経つと外観が大きく変わっていますし、中を見ても、1994年版はまるで辞書のように情報がぎっしり書き記されていますが、2013年版は写真もカラフルになっていてまるでカタログのようです。
ギネスブックは、イギリスのギネスワールドレコーズ社が収集した世界記録を書き記した書籍の通称であって、正式な名称を「GUINNESS WORLD RECORDS」と言います。「GUINNESS WORLD RECORDS」は、20言語に翻訳され100カ国以上で紹介されており、著作権がある書籍としては、ハリーポッターシリーズなどと並び、世界で最も販売されている本であると自らを認定しています。
1994年版ギネスブックが発売された当時は、興味がある世界記録を調べようとすると辞書を引くようにギネスブックを調べなければいけませんでしたが、現在ではギネスワールドレコーズ社のHPにおいて英語のキーワードを入力するとキーワードに関連する世界記録のリストが出てきます(日本語サイトでも可能ですがリストは英語で出てきます)。試しに、「patent」と入れてみると関連する世界記録が7つ出てきました。この「patent」に関連する世界記録のなかでも「First Recorded English Patent」として認定されている1449年に取得された特許に興味を持ったので調べてみました。
(さらに…)