こんにちは。マロンです。
先日、台湾に旅行に行った知人から、白い猫のお土産をもらいました。
ツボ押しだそうです。日頃、仕事でパソコンを使う頻度が高く、肩や背中などあちこち凝りがちなので助かります【写真】。
ん?
背中に書いてあるのは、パテントナンバーではないですか。
気になるのが特許事務所勤務の性というもの。
早速調べてみました。
台湾の特許は、こちらで調べることができます。
中華民国専利資料検索
「完整版」または「快速版」をクリックし、「専利検索」タブの「簡易検索」をクリックすると、検索画面に移動します。
検索画面にて、公開番号を入力すれば、検索できます。
ちなみに先頭の「M」は、実用新案であることを意味しており、Mも含めて入力します。
(特許は「I」、意匠は「D」です。)
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ハッと一息!
~弁理士、特許技術者、翻訳者、事務アシスタントが書き込みます。~
グーグルさん、メガネの次はコンタクトレンズですか
こんにちは、イクメンです。
近年、ウェアラブルなコンピュータが注目を集めています。形態もさまざまで、例えばリストバンド型、メガネ型、腕時計型などがあります。
そんな中、製薬会社のNovartisは2014年7月15日、同社のアイケア部門であるAlconとGoogleとの間で、Googleが開発中の「スマートレンズ」に関する技術ライセンス供与契約を締結したことを発表しました。
スマートレンズとは、GoogleのGoogle X Labが2014年1月16日に公式ブログに掲載したコンタクトレンズです。(写真)
このコンタクトレンズの中には、ワイヤレスチップ、キャパシタ、グルコースセンサ、およびアンテナが内蔵されています。グルコースセンサは涙から1秒ごとに血糖値を測定することができ、また測定された血糖値データはモバイル機器にワイヤレス送信することができます。身体への負担を最小限に抑えつつ常に血糖値レベルを把握することで、糖尿病患者の疾患管理を支援することが目的です。
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建国の父の格言
アメリカ合衆国建国の父の一人として讃えられるベンジャミン・フランクリン。
政治家でもあり、発明家としても有名です。
アメリカの高校生向け国語の教科書では、彼がアメリカにおける避雷針の発明者であることが紹介されていました。そして、国語で何を学ぶかと言いますと、彼が残した多くの格言です。
Early to bed and early to rise makes a man healthy, wealthy, and wise.
( 早寝早起き病知らず )
A small leak will sink a great ship. ( 千丈(せんじょう)の堤(つつみ)も蟻穴(ぎけつ)より崩る(くずれる) )
等々
教科書にはありませんでしたが、”Time is money.”というのも、彼の言葉です。
人生の様々な場面について数多くの格言を残しているところから、彼の勤勉さを窺い知ることができます。
先人の残した知恵に学び、日々の業務に活かしたいと思います。
ウメ子
参考:Wikipedia
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戦後日本のイノベーション100選
暑中お見舞い申し上げます。
1ヶ月ほど前になりますが、日本経済新聞Web刊で、「公益社団法人発明協会が産業や経済の発展に大きく貢献した『戦後日本のイノベーション100選』の第1弾として、38件を選んだと発表。」という記事を見かけました。
ところで、この「イノベーション」について、恥ずかしながら、特にカタカナ表記ですと、「インベンション」とよく混同してしまいます・・・。
「インベンション(invention)」は「発明」のことですが、「イノベーション(innovation)」は、Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/イノベーション)によりますと、「物事の『新結合』『新機軸』『新しい切り口』『新しい捉え方』『新しい活用法』(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明と誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。」ということです。
カタカナ表記による混同だけでなく、意味合いにおいても「発明」と誤解されがちのようです。
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自然を制御すること
こんにちは。SHOです。
このブログを作成している最中、台風8号が日本列島に猛威をふるっていました。、台風が通り過ぎた沖縄県などに多くの被害をもたらしました。この場を借りて、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
日本では、例年、秋に上陸することが多い台風をはじめとする熱帯低気圧が、大雨や暴風などによってさまざまな被害をもたらします。そこで、熱帯低気圧がもつエネルギーや動きを制御して被害を少なくする試みが昔から行われています。
1962年から1983年にかけてアメリカ海洋大気庁(NOAA)は、ヨウ化銀を散布し熱帯低気圧の勢いを衰えさせる方法の効果を実験的に検証しました。ヨウ化銀は人工降雨に使われる物質で、空中に散布し雨を降らせる方法は世界各国で干ばつ時に用いられています。アメリカでは、2005年のカトリーナに代表されるようなエネルギーが非常に大きいハリケーンが上陸し甚大な被害が発生することが多いため、このような研究や発明が積極的に行われているようです。また、熱帯低気圧を制御する方法がUSPTOや日本国特許庁に複数出願されており、ここではその一部紹介します。
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東京ディズニーリゾート 新キャラクター”ジェラトーニ”
こんにちは、タイムです。
先日の「東京ディズニーシー 社員旅行」の思い出話が咲く中、新しいディズニー情報お届けしますね。
東京ディズニーシーの人気キャラクター”ダッフィー”に新しい仲間が加わりました。
2014年6月30日に東京ディズニーシーで開催された「ダッフィーの新しいお友だち紹介」ファンイベントでお披露目された猫の”ジェラトーニ”です。
名前とともにこの日初披露された”ジェラトーニ”ですが、これよりも前に、既に名前を予想されていた人が何人かいらしたようです。(勿論、ディズニー関係者ではありません。)。
企業(或は個人)がキャラクターを商品化する前には、特許庁で商標登録を受けます。特許庁に登録された商標を検索することで、ある程度その名前を予想することができます。
検索する際、出願人をディズニーの商標権を管理している「ディズニーエンタープライゼズインク」と入力すると何件か登録された商標がリストアップされます。
東京ディズニーリゾートが新キャラクターを披露する伏線として、数週間前に東京ディズニーシー園内の壁にイタリアンジェラートを持ったダッフィーの絵が描かれ、ヒントが提供されていたことから、2つの商標の【称呼(参考情報)】から”ジェラトーニ”、”ゲラトーニ”、”ジェラトニ”、”ゲラトニ”のどれかであろうと予想できたというわけです。
“ジェラトーニ”の今後の活躍が気になるところです。
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FIFAワールドカップ&スパイク
ジンです。
6月12日、4年一度のFIFAワールドカップが開幕しました。
ワールドカップを観戦するとき、サッカー選手達の華麗なプレーを絶賛する人は多いですが、その華麗なプレーを支えるサッカー選手のスパイクを注目する人は少ないでしょう。
スパイクは、サッカー選手の鎧の一部でありながら、サッカー選手の大事な得点兵器でもあります。今日は、この得点兵器についていくつか紹介したいと思います。
まずは、adidas社のmiCoachが仕込まれているスパイクです。miCoachとは、選手のパフォーマンスを把握するセンサです。miCoachをスパイクに仕込むことで、スピード、リズム、運動量、消費カロリなどを解析し、トレーニングの計画を策定することができます。この技術は、すでに、メッシ、ファンペルシー、ランパードなどの各国を代表する一流プレイヤーに認められています。
(関連特許:EP1457128 B1)
(http://shop.adidas.jp/pc/item/detail.cgi?brand_code=110&itemCd=110_V42038&itemGrcd=110_SB489&itemDir1=12SS)
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ディズニーの特許権
こんにちは、バレリーナです。先日、所員旅行で東京ディズニーシーへ行って来ました。天候にも恵まれ、とても楽しい所員旅行となりました。ディズニーと言えば、たくさんの著作権を有しているイメージですが、特許権はどうかな?と思い、検索してみました。すると、結構たくさんありました。考えてみれば、遊園地の遊具や最新アトラクションの技術などで特許をとる要素はいっぱいありますね。
たくさんの特許の中で、面白いなと思ったのは、「アトラクション入場管理システム」、所謂ファストパスⓇの特許権です。ファストパスⓇのシステムは、園を楽しむのにとても素晴らしいシステムですよね。今回の所員旅行でも、ファストパスの獲得にみなさん知恵をしぼっていました。興味のある方は公報を見てみて下さいね!
特許公報 第3700833号 (PDF)
IPDLで検索される場合は、
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjsogodb.ipdl?N0000=101 にて、
「文献種別」に『B』、「文献番号」に『3700833』と入力してください。
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クレームドラフティング
特許出願するための書類を作成する際、「クレームをどのように書くか」というのは、特許技術者を悩ませる問題の一つだと思います。
※クレームとは、日本語でいう特許請求の範囲(又は請求項)であり、特許を受けようとする発明を特定するための事項を言葉(言語)で表現したものです。
発明を言葉でどのように表現するか、よりよい表現を求めて特許技術者は日々研鑽しているわけですが、先日、インターネット上で「クレームドラフティングコンテスト」というおもしろい取り組みを見かけました。
「クレームドラフティングコンテスト」とは、twitterを利用した誰でも参加可能なコンテストで、どのような発明であるかを示す問題が掲載されたURLが最初にツイートされ、参加者は、出題から1時間以内に自作のクレームをツイートするそうです。この数年の間で何回か開催されているようです。
事務所内部の似たような勉強会に参加した経験はありますが、twitterを利用したコンテストというのが現代的です。(自分はtwitter未経験です^_^;)
第1回コンテストの解説がインターネット上にありましたので、興味を持った方は覗いてみて下さい。回答例もいくつか載っているので、発明を言葉に変換するということが意外に難しく、人によって様々な捉え方がある、ということが分かると思います。(IK)
「クレームドラフティングコンテストの解説(PDF)」
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祭りで特許
こんにちは、スマイルです。
みなさんは、今年のゴールデンウィークはどう過ごされましたか?
私は、妹夫婦が新婚旅行で日本に来た為、毎日ガイドをしていました。
日本の美味しいものを食べたいといわれ、インターネットで調べたところ、ちょうど愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で、「全日本うまいもの祭り」が開催されることを知りました【写真1】。全国47都道府県のご当地グルメや郷土料理とその土地の食文化など体感できてきっと良い思い出になると思い、この祭りに出かけていきました。
【写真1】
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