こんにちは、ヒロです。
5月に入り、何をするにも快適な季節になりました。皆さんはゴールデンウィークをどのように過ごしましたか?行楽や旅行に出かけた方も多いのではないでしょうか?私はほとんど出かけることもなく、家で弁理士試験の勉強をしていました。^^
さて、勉強していたところ、ふと、「ゴールデンウィーク」に関する発明(特許)はあるのか?という疑問が湧いてきました。息抜きがてら、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で調べてみました。
その結果、発明の名称に「ゴールデンウィーク」を含む特許は0件でしたが、特許請求の範囲に「ゴールデンウィーク」を含む特許が2件ありました(2016年5月7日現在)。
「特許第4185956号:旅行時間演算サーバ、車両用旅行時間演算装置及び旅行時間演算システム」
「特許第4222955号:電力需要予測方法」
特許第4185956号(特許権者:自動車メーカーおよび自動車部品メーカー)の明細書には、祝祭日、年末年始、ゴールデンウィーク等の要因に基づき、目的地までの到達時間を予測する旅行時間演算システム(ナビゲーションシステム)が記載されています。特許第4222955号(特許権者:電力会社)の明細書には、お盆、年末年始、ゴールデンウィーク等の要因に基づき、電力需要を予測することが記載されています。両特許とも、「ゴールデンウィーク」はメインクレームには記載されておらず従属クレームに記載されているだけですが、上記のとおり、「ゴールデンウィーク」という特定の時期(要因)に基づいて何らかの処理を行う点で共通しています。
なお、「ゴールデンウィーク」(文字)については、保険等の分野で商標登録(第4824147号、権利者:保険会社)されており、酒類の分野でも商標登録(第5713010号、権利者:酒類製造会社)されています。今のところ、「ゴールデンウィーク」を付した保険商品やお酒は販売されていないようですが、今後、そのような商品等が登場するのでしょうか?気になります。
ちなみに、「ゴールデンウィーク」という名称は、もともと、映画界でこの時期に多くの動員を生み出すことや活性化を目的として、1951年に作られた映画業界の宣伝用語で、それ以降、一般にも使われるようになったものだそうです(Wikipedia:ゴールデンウィークの頁参照)。
今年こそは試験に合格し、来年のゴールデンウィークには旅行したり、お酒を飲んだり、映画を観たりしたいと思っています。バーベキューなんかもいいですね!