こんにちは。SHOです。
先日、欧州特許庁から発表された「European Inventor Award 2015」において、三人の日本人が「高純度のカーボンナノチューブを作成する製造方法」で非ヨーロッパ諸国部門を受賞しました(参考URL1、2)。
カーボンナノチューブとは? 簡単に説明しますと、複数の炭素原子からなる単層または多層のシートを管状にした物質で、その直径は、数十nm以下の非常に小さな物質です(https://unit.aist.go.jp/ntrc/ci/の「単層カーボンナノチューブ」をご覧下さい)。カーボンナノチューブは、ナイロンと同じ程度の比重でありながら引張強度が鋼鉄の100倍以上もあるため、航空機や宇宙船などの構造材への応用が考えられています。また、電子移動度がシリコンの70倍もあって熱伝導率が銅の10倍以上もあるため、珪素に代わる半導体材料としての応用も考えられています。
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