4月と言えば「さくら」というのは余りにも定番ですね。では、「さくら」にまつわる知的財産権にはどんなものがあるでしょうか? 多分、商標は多いのではないかという気がします。IPDLで、「さくら/サクラ/SAKURA/桜」のいずれかを含む商標を検索してみると、登録商標が220件、出願中が12件ありました(2014年4月21日現在)。やはり多いですね。次に、発明の名称に「桜」を含む特許公報を調べてみたところ、例えば、特公平07-014302号公報「桜の人工開花装置及び桜の人工開花法」という特許が見つかりました。請求項1は、以下のとおりです。
「開閉自在の扉を有する開花促進庫下方に温風吸気ダクトを設け、上方に温風還気ダクトを設けて庫内温度+25℃以上+30℃以下、湿度40%以上に自動制御し温風吸気ダクト上部に水槽を設け、水槽上方に枝受筒を設置し、水槽底部に、排水口を設けてなることを特徴とする桜の人工開花装置。」
ところで桜の花は、韓国語で「벚꽃(ポッコッ)」。なお、「さくら」は「さくら」でも、「やらせ客」の「さくら」は「바람잡이(パラムチャビ)」、これは「浮気者」と似たような言葉です。もう一つ、「馬肉」を意味する「桜肉」は「말고기(マルコギ)」です。
このように、ある言語では全く違う言葉が別の言語では同じ言葉で表現されるという点は、語学の難しさの一つですね。この4月から新たに語学の勉強をスタートされた方もいらっしゃると思いますが、来年の桜が咲く頃にはずっと上達できるようにご健闘をお祈りします。(KO)
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Daily Archives: 2014/5/9
自動改札機
こんにちは。YAです。
今年は、ヨーロッパに在住の親戚が、初めて日本に遊びにきてくれました。彼は現地のオムロン株式会社に勤務しており、日本で実際にいろんな場所で活躍しているオムロンの機器を観て、大変感激していました。
来日中、彼は、そのひとつである私たちが毎日利用する自動改札機のことを説明してくれました。初代の自動改札機の発明品は、1967年に立石電機(現・オムロン)によって製造されたそうです。少し調べてみるとデザインも仕様もどんどん都度改良され、今では、駅で目をとめてみると、使い勝手の良いスタイリッシュな改札機が目につきます。日本ではオムロン・東芝・日本信号の3社が製造しているそうです。
改良の歴史を眺めているだけで、通勤ラッシュ時のようなときでも、大量のデータを瞬時に処理する能力が格段に上がっていく様子がよくわかります。
工場見学もできるようですので、下のリンクからチェックしてみてください。
以下に関連ページを掲載します。
オムロンの技術紹介
オムロン工場見学
特許庁検索ページ
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