こんにちは、イクメンです。
2013年7月9日の日本経済新聞に気になる記事がありましたので、ご紹介します。
医療器具の開発などを手がけているメディトレック株式会社が、ソフトコンタクトレンズを指で触れずに着脱できる器具「meruru」を開発したという記事です。東日本大震災の被災者から、手を洗う水が確保できず、メガネもコンタクトレンズも無い状態で日常生活を送っていたという話が開発のきっかけだったそうです。
私自身、ソフトコンタクトレンズを使用していますので、どのようなものか非常に気になりました。調べてみると、メディトレック株式会社は、この器具に関して複数の特許を取得しているようです。商品化されたものに一番近い発明が記載された特許公報(特許第5208320号公報)を見てみました。
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Monthly Archives: 2013/8
夏休みの宿題
立体商標(商標登録4156315)にもなっているキューピーちゃんです。
この夏、実家に帰省したら、実家に置いてあったキューピーちゃんを子供がたいへん気に入ってしまい、もらって帰ってきました。
帰ってきてからも、毎日毎日、飽きもせず、キューピーちゃんに話しかけて遊んでいます。
さて、このキューピーちゃん。なぜか、靴だけ履いています。
ちょっと違和感があったので、夜なべをして(夜なべは言い過ぎですが…)、端布でせっせとキューピーちゃんに洋服を作ってみました。
喜んでくれるかな?と期待するも、最初は「キューピーちゃん、裸の方がいい!」と脱がされ、ガッカリ。
でも、最近は、脱がせたり着せたりして遊んでいるので、作ったかいがありました。
キューピーちゃんの洋服つくりが、夏休みの宿題のようで、少しだけ小学生気分を思い出したマロンでした。
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ぐんまちゃんの活躍
こんにちは、ウメ子です。
立秋を過ぎても、まだまだ暑い毎日ですが、空を見上げると雲の様子や空の色の変化に少しずつ秋の気配を感じます。
さて、あちらこちらで、ゆるキャラ(商標登録第4821202号など)というものを目にすることが多くなった昨今です。私の故郷群馬県には、「ぐんまちゃん」というマスコットが存在します。先日、夏休みをいただき帰省しました。
じつは、この「ぐんまちゃん」、いつの間にか幼いころから親しんでいたぐんまちゃん(漫画家・絵本作家の馬場のぼるさんデザイン)とは違うデザインになっていて、数年前2代目を初めて目にした時には少し寂しさを覚えたものです。
ところがこの2代目「ぐんまちゃん」-”ゆるキャラグランプリ2012”で3位入賞を果たしたというではありませんか。そして、2012年12月からは群馬県の宣伝部長として全国を飛び回っているとのこと。そのせいか、帰郷すると街のあちらこちらで「ぐんまちゃん」を見かけるようになりました。
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夏の「わくわくおもしろ体験」
残暑お見舞い申し上げます。
子どもたちの夏休みも後半戦です。
夏休みに入る前に学校からたくさんのチラシをもらってきました。
入学するまで知らなかったのですが、夏休みには実にさまざまな子供向け地域イベントが開催されているのですね。
そのなかの1つ、刈谷法人会主催の「けんたのわくわくおもしろ体験」に親子で参加してきました。
去年は定員超えで参加できなかった「スライム作り」に、今年こそはと意気込んでの参加です。
スライムは、ドラクエのスライムが人気ですが、今回は、玩具のスライムです。
※スライム(粘性のある半固形のもので、手にべとつかず触感が冷たく湿っていて、触って遊ぶ玩具のひとつ)
スライムの作り方はご存知ですか??とても簡単にできるのですね!
材料は、①洗濯のり(PVA)、②ホウ砂、③食紅(絵具)です。
まず、水に溶いた食紅を洗濯のりの入ったカップに入れてかき混ぜます。
次に、ホウ砂の水溶液を少しずつ入れてかき混ぜます。
すると…、だんだんドロドロしてきました!
はい、スライムの完成!
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大きなものを小さく・・・小さなものを大きく
こんにちは。SHOです。
以前、紙から作成したV12型エンジン(https://www.hattori.asia/bkups/blog/2011/12/)を紹介しましたが、また紙工作で興味深いものを見つけました。それは、「ミウラ折り」という紙の折り方です。折り紙の技術は、日本独自の文化です。鶴、亀、風船など子供の時にいろいろ紙を折った思い出がありますね。
「ミウラ折り」は、紙の対角線の両端に当たる部分を持って紙を自由自在に開閉できる折り方です。写真は、実際に自分で作成した「ミウラ折り」の紙です。写真1の状態から青○印の部分を矢印の方向に動かすと、写真2の状態になります。また、写真2の状態から同じく青○印の部分を矢印の方向に動かすと、写真1の状態になります。実際に「ミウラ折り」を試してみると、とても簡単に開閉できることに驚きました。
【写真1】 | 【写真2】 | 【写真3】 |
「ミウラ折り」の特徴は3つあります。1つ目は、写真で示したように青○印の部分を離すか近づけるかすれば簡単に開閉できるところです。2つ目は、開閉時に山折り谷折りが一定しているため折り目が破れにくいところです。3つ目は、大きい面積を有する平面状部材を小さくできるところです。この「ミウラ折り」は、宇宙構造工学を研究されている東京大学名誉教授の三浦公亮氏が考案した紙の折り方です。三浦公亮氏は、宇宙実験衛星の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなどの設計を手がけられています。宇宙空間に大型の展開構造物を持っていく場合、重さや大きさが制限される一方、宇宙空間で簡単にかつ確実に展開する必要があります。三浦氏は、このような厳しい条件を解決する方法としてこの「ミウラ折り」を考えついたそうです。この方法は、身近なところで地図などを大きな平面状部材を折りたたむ方法として知られていますし、展開途中の写真3のような形状を利用したタイヤの構造としても特許出願されています(特開2006-160107号公報、特開2011-143891号公報など)。
一見無関係に見える太陽電池パネルの折り畳み方と地図の折り畳み方とタイヤの構造のようですが、それらの関係を調べてみると本当に興味深いものがあります。
日本の折り紙の技術は、世界から注目されており、「ものつくり日本」を代表する技です。改めて先人の知恵に敬服するばかりです。
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