ジンです。
今回は、ねじに関する発明を紹介します。
誰でも、ねじを締める作業を行ったことはあると思います。そのたび、ねじが緩まないよう、しっかりとねじ込みたいですね。しかしながら、「緩まないねじがあれば」と考えたことはあるのでしょうか?もし、一度でも考えたことがあったのであれば、その願いを実現した道脇 裕氏に感謝しましょう。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO76186450W4A820C1X11000/
道脇 裕氏は、10歳ごろ、「僕は今の教育システムに疑問を感じるので、自分の足で歩むことに決めました」と考え、一方的に小学校を休学したそうです。その後、様々な仕事を経験しながら、緩まないねじといわれる「L/Rネジ」を発明しました。
「L/Rネジ」は、特殊なねじ溝が形成されているボルトに、二つのナットが設けられている構成で、二つのナットが同じ方向に同時に回転しないようにします。これで、二つのナットとボルトとの締め具合が緩くなることを抑制します。
NASに準拠した試験を行う時、「L/Rネジ」は、合格ラインの17分間を超え、試験装置のねじが壊れるまで緩みませんでした。これで、「L/Rネジ」の評判が広まりました。
「L/Rネジ」は、ねじ溝の加工が複雑であるため、まだまだ量産することができないのですが、いつか、誰でも使うことができるようになるでしょう。