システム担当のNK改め、シスぞうです。
2016年はオリンピックイヤーです。8月5日から8月21日まで、ブラジルのリオデジャネイロで開催されます。
オリンピックというと、華々しく行われる開会式も楽しみのひとつです。個人的には、1984年に開催されたロサンゼルスオリンピックの開会式での、通称「ロケットマン」の登場が衝撃的で、今も忘れられません。人が乗り物に乗っているのではなく、飛行装置を背負って自由自在に空を飛んでいる姿が、子供ながらに格好良く感じ、すごい発明だなと思ったからです。
当時は、「もうすぐこれで移動するのが当たり前の時代になるのか!」と思ったものですが、それから30年超、まだ一般的な存在にはなっていませんね。でも、背負い型の飛行装置「ジェットパック」の製品開発は着々と進んでいるようです。
ジェットパックは、垂直離着陸機のひとつで、「ロケットマン」のような、酸素と水蒸気の混合ガスを噴射し、その反動を制御する事で飛ぶタイプや、ダクテッドファン型と呼ばれる、円筒の中でファンを回すタイプなどがあり、それぞれ飛行時間も異なります。
最近ではドローンが、空撮や災害時活用、宅配などと、活躍の幅を広めつつありますが、ジェットパックでは単なる移動手段やレジャー用途としてだけでなく、災害時の人命救助や産業利用など、ドローンより一歩進んだ活用も期待されます。
ニュージーランドのマーティン・エアクラフト社は、同社が開発する個人用飛行ユニット「Martin Jetpack」を最大20機納入する契約を、ドバイの市民防衛局と締結したそうです。災害現場の情報収集や、高層ビルでの救助活動などに用いられるようです。
さて、ジェットパックの今後の展開も楽しみですが、今年のリオデジャネイロオリンピックや、2020年の東京オリンピックでの選手の活躍も期待しています。もちろん、開会式でどんな発明が飛び出すか、とても楽しみです。